1. 作品概要
『この世は戦う価値がある』は、漫画家・こだまはつみによる作品で、**『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）**にて連載中です。2023年10月12日に第1巻が発売され、SNS上で大きな話題を呼びました。
2. あらすじ
主人公の**伊東紀理（いとう きり）**は、社会人3年目の25歳。日々、エナジードリンクに頼りながら仕事に追われ、職場ではセクハラ、プライベートではモラハラ彼氏に悩まされる限界OLです。「人の役に立ちたい」との思いで生きてきた彼女のもとに、一通の封書が届きます。その中には1枚のカードが入っており、これをきっかけに紀理は自分のための人生を歩む決意をします。25歳、捧げるだけの人生を終え、最大のリベンジが始まります。
3. 主要キャラクター紹介
- 伊東紀理（いとう きり）：25歳のOL。人の役に立ちたいと願い、他人に尽くしてきたが、ある出来事をきっかけに自分のために生きる決意をする。
- モラハラ彼氏：紀理のプライベートでの悩みの種。彼女に対して精神的な圧力をかける存在。
- 職場の上司：セクハラを行う上司で、紀理の職場環境を悪化させている。
4. 作品のテーマと見どころ
本作のテーマは、「自己犠牲からの解放」と「自分らしい人生の再構築」です。紀理がこれまでの人生で抱えてきた「貸し借り」をリスト化し、一つ一つ清算していく姿が描かれています。その過程で、彼女が新たな人々と出会い、自分自身を取り戻していく様子が見どころです。また、現代社会の問題であるセクハラやモラハラといったテーマにも真正面から向き合っており、読者に深い共感を与えます。
5. 最新刊情報
紀理が「臓器提供意思表示カード」をきっかけに手に入れた自由を満喫し、妙見島での新たな生活が描かれています。公営ギャンブルへの挑戦や恩師との再会など、波乱に満ちた展開が続きます。
既刊全巻重版の限界OL人生総決算ドラマ！
都合の良い自分と掃き溜めのような世界にさよならを告げ、自らの手で自由を勝ち取った紀理。
意思を貫く孤独と向き合いながら、「自分の人生に価値はあったのか」確かめ始める──
夜の街で始める人捜しに、日常（ルビ:妙見島）に現れる闖入者。父親の過去で触れる本音と建て前。新たな世界で去来する期待と興奮。
6. 読者の感想と評価
本作は、SNS上で大きな反響を呼び、2万リツイート、10万いいね、2150万ビューを獲得するなど、多くの読者から支持を得ています。
読者からは、
- 「主人公の思い切りの良さや、周りの人々との交流に元気をもらえる」
- 「セクハラやモラハラといった社会問題を真正面から描いている点が印象的」
といった感想が寄せられています。
7. まとめ
『この世は戦う価値がある』は、こだまはつみが描く限界OLの人生再生物語です。自己犠牲から解放され、自分らしい人生を歩む主人公の姿が、多くの読者の共感を呼んでいます。現代社会の問題にも鋭く切り込んだ本作を、ぜひ手に取ってみてください。
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